HOME
>
コラム
>
便利屋ができないこと4選!|どこまで頼める?

便利屋ができないこと4選!|どこまで頼める?

2024.11.26

便利屋に何でも頼めるわけではない!知っておきたい対応不可の業務

便利屋は日常のちょっとした困りごとを解決してくれるサービスです。

ただし、法的や技術的な制約から対応できないこともあります。
何でも頼めるわけではないのです。

本記事では「どこまで頼めるか?」にスポットをあて便利屋が対応できないケースをご紹介していきます。

頼めることもご紹介していきますので最後までみていただけると幸いです。

便利屋ができないこと4選

医療行為

病気やケガの手当てなどの医療的ケアは資格が必要不可欠になってくるため便利屋では対応ができません。

例を挙げると、「介護」や「簡易な看護」が該当する内容となっております。

簡易な介護の具体例
・日常生活の介助
・移動や起き上がりの補助
・服薬の声かけや確認
・安否確認や見守り

上記のような資格が必要ないようなものは便利屋での対応が可能になります。

事前に依頼することが対応範囲内なのかを確認することは大事になってくるのではないでしょうか。

法律手続き

法律の手続き業務を行える者は資格者のみという定めがあるため便利屋では対応できない部分となります。

「法律相談」や「法的手続き」の代行が例として挙げられます。

法的手続きの具体例
・相続手続き
・離婚手続き
・労働問題の手続き
・債務整理手続き
・商標登録手続き
・建築確認手続き
・犯罪被害に対する告訴・告発手続き

上の法的に関することは資格が必要となるため依頼できない項目となっています。気をつけましょう。

電気工事

電気工事は感電や火災のリスクが発生する可能性が高いため電気工事資格が必要になります。

代表例を挙げると、配線の修理や増設などの業務が当てはまります。

増設とは、既存の建物や施設に新しい電気設備や回路を追加するための工事のことです。

電気工事の増設の具体例
・コンセントの増設
・照明の増設
・専用回路の増設(エアコン、電子レンジなどの設置)
・ブレーカーの増設・分電盤の増設
・屋外コンセントの増設
・インターネットやテレビの増設配線
・防犯カメラやセンサーライトの設置
・ヒートポンプや電気温水器用の回路増設
・スマートホーム機器用の電源増設
・エアコン用のコンセント増設

例に挙げた修理は一見安全そうに見えますが感電する恐れがあります。

身の周りにあるコンセントの増設も感電のリスクが潜んでいるため便利屋では対応できないでしょう。

重機や危険物の扱い

重機の操作や毒物の処理には特別な許可や資格が必要になるので便利屋での対応は不可な内容となっております。

重機とは、建設・土木・農業・林業などの分野で使われる大型で高性能な機械のことです。

重機の代表例として、ショベルカーがすぐ思いつくのではないでしょうか?

重機の操作には資格はもちろんのこと特別な許可が必要になります。

なぜ便利屋が対応できないことがあるのか?

法律による規制

法律による規制があり、便利屋では対応できないことがあります。

理由としては、対応するには特定の免許や資格が必要なケースがあるからです。

例を出すと、医療行為を行うには、医師免許が必要などが代表例です。

安全面のリスク

安全面のリスクがある場合は便利屋で対応できないことがあります。

理由としては、危険作業には安全設備や経験が求められるため資格が必要なケースがあるからです。

高所作業は落下などの危険リスクが伴う代表例になります。

安全設備を要する危険作業はぜひ専門業者に頼みましょう。

技術的制約と信頼性

特定の技術や資格がないとできない作業も便利屋では対応できない場合があります。

理由としては、技術的制約すなわち既存の技術だけでは難しいという制約条件があるからです。

特定の技術や資格なしで業務を行ってしまうとお客様に対しての信頼性の損失やトラブルにも繋がっていきます。

便利屋に依頼する前に資格を保持している人がいるかのチェックをすることも非常に大事になってくるのではないでしょうか。

誤解されやすいが実は便利屋ができないこと

警備やボディガード

実は警備やボディガードは便利屋で対応できない可能性が高いです。

警備業法というものが存在しており、公安委員会の許可が必要になります。

普段よく目にする警備の方々も働く前にしっかりと公安委員会の許可をもらっているのです。

頼めるだろうと思うことも実は頼めなかったりする可能性があるので注意が必要です。

ペットの医療行為

「ペットの医療行為」とは、動物に対して医療目的で行われる診断、治療、予防処置などの行為のことを指します。

通常は獣医師のみが法的に行うことが許されています。

無資格者が行うと動物の健康を害するリスクがあるため、法律で厳しく規制されているんです。

ペットの医療行為の具体例
・診断と治療
・予防接種
・麻酔の使用
・創傷の処置
・歯科処置

※ペットの医療行為に含まれないケアの例

・グルーミングやシャンプー
・食事や水の補助
・軽い運動の介助や散歩

頼もうと考えている項目が上記に当てはまる場合は便利屋で対応できないことが多いので気をつけてください。

専門的なリフォーム

「専門的なリフォーム」とは、建物の構造や設備に関わる高度な技術や特定の資格が必要な工事や改修のことを指します。

下記の項目事項は便利屋では対応できないものとなっております。

専門的なリフォームの具体例
・構造に関わる改修工事
・配管工事や水回りのリフォーム
・電気工事を伴うリフォーム
・ガス設備の工事
・屋根や外壁の補修・塗装
・床や壁の防音工事

便利屋に頼めること

ここまで便利屋に頼めないことをメインに紹介させていただきました。

便利屋で頼めないことはなんとなくわかっていただけたのではないのでしょうか。

ここからは便利屋で頼めるサービスを紹介していこうと思います。

日常の家事代行

軽作業に関しては危険なリスクや特別な資格を必要としないため便利屋での対応は可能になります。

例えば、掃除、洗濯、買い物があります。

料理も便利屋でできてしまいます。
仕事で疲れて掃除をするのが面倒くさいときにはもってこいのサービスですよね。

引っ越しの手伝い

家具の搬入や運搬補助も便利屋でやってくれるサービスです。

ただし、運搬のみの業務などには安全リスクに影響を及ぼす可能性が高まるため制限が設けられている場合もあるのでご注意ください。

学生さんが新学期で1人暮らしするタイミングなどに利用してみるのもいいかもしれませんね。

簡単な修理・組み立て

実は家具の組み立て、電球交換などの作業規模が小さなものは便利屋で対応が可能になります。

家具の組み立てや電球交換には特別な資格が必要ないので便利屋では対応してくれます。

ここまでやってくれるんだと思いますよね。
なんとここまで便利屋ではやってくれるんです。

新しい家具を買ったけど組み立て方が複雑な場合や電球を交換したいけど高くて届かないときはぜひ便利屋に頼んでみましょう。

片付けや整理整頓

不用品の片付けや部屋、オフィスの整理も便利屋での対応が可能になります。

日常の業務で片付けや掃除に手が回せない場面があれば便利屋に頼みましょう。

不用品の具体例
・家具・家電
・小型家電・電子機器
・生活雑貨・家庭ごみ
・ 庭の不用品
・リフォームや引っ越し後の廃材・残材
・粗大ごみ
・オフィス不用品
・遺品整理

ただし、上記の中にも不用品の種類や量、地域の規制によっては、便利屋だけでは対応できない場合もありますので、注意が必要です。

「この不用品、回収してくれるのかな?」などと少しでも疑問が出てきたら、事前に便利屋への確認もしたほうがよさそうですよね。

イベントサポート

イベント設営や運営補助、準備や片付けのサポートも対応可能です。

例えば、 会場設営と撤去、受付や案内スタッフ、会場内外の清掃があります。

人手が足りないときなどにとても便利なサービスですよね。

ライブ会場の運営の際に便利屋はもってこいのサービスとなります。

人手が必要な軽作業

面倒くさくてサボりがちな草刈りや簡単な荷物の持ち運びなどにも対応してくれます。

家の庭の草が気になるけど自分でやるのは面倒くさいと思ってしまうときは便利屋に頼むのもいいかもしれません。便利屋はこんなこともやってくれます。

便利屋に依頼するときに確認すべきこと

依頼内容が対応範囲に入っているかの確認

自分が依頼したい内容が便利屋で対応範囲かを事前に調べておきましょう。

その上で見積もりを取り、内容の相違がないか確認することも大きなポイントです。

よくあるトラブルが、いざ頼もうとしたときに依頼した内容が見積もりに入っていないなどが発生するケースがあるためです。

こうみると頼む前に確認しておくことも結構大事になってきますよね。
トラブルに巻き込まれないためにも些細なことにも目を向けていきましょう。

契約書や料金の明確化

「契約書がきちんとあるか」と「料金が項目ごとに明確になっているか」も重要となってきます。

なかには、契約書の項目が抽象的な記載であったり、そもそも金額が記されていないケースもあるからです。

便利屋に見積もりを出してもらってなんとなく頼むのではなく、「各項目が合っているのか」と「金額が詳しく記されているのか」は最重要チェック項目です。優先的に確認していきましょう。

専門業者が必要な場合の相談

便利屋で対応できない依頼内容の場合には専門業者に頼んでしまうことも一つの方法です。

その際には、依頼したい内容であればどの専門業者に頼むかという事前準備をすることにより業務がスムーズにいきます。

「専門業者」とは、特定の分野や技術に精通し、その分野に特化したサービスや作業を提供する業者のことです。

専門業者一覧
・建築業者
・電気工事業者
・水道工事業者
・害虫駆除業者
・清掃業者
・解体業者
・遺品整理業者
・不用品回収業者
・リフォーム業者
・運送・引っ越し業者

上記のような専門業者に頼むことにもメリットがあるので頼む前に参考にしていただければと思います。

信頼できる便利屋の選び方とポイント

ここでは信頼できる便利屋の選び方とポイントを紹介していこうと思います。
読者のみなさんに役立つことを祈っております。
 

対応不可なことを正直に伝えてくれる業者

対応できないことを包み隠さず教えてくれる業者は信頼できるポイントになります。

「なんでもやります」はときには危険なリスクもあります。

きちんとした便利屋はできないことはできないと言うものです。

相手が包み隠さず本音を話してくれる業者さんは信じても良さそうです。

評判や口コミの確認

依頼したい便利屋の評判や口コミを見てみることも一つの方法です。

サイトで会社を調べてみて高評価が多い場合や、依頼したことのある知り合いからどうだったかなどを聞いて頼むか頼まないかの線引きをしましょう。

その他にもTwitterやInstagram、FacebookなどのSNSで検索をかけたり、Googleマップのレビューも依頼する前にチェックするとよりその会社のことがわかるのではないでしょうか。

資格の有無の確認

資格が必要な業務の依頼をするときは、便利屋が資格を持っているかを確認しましょう。

たとえ、簡単なリフォームを依頼するときにも、資格を持っているのかを確認しておくことでトラブル防止に繋がります。

簡単なリフォームだけど資格が必要な具体例
・電気配線の増設やコンセントの交換(電気工事士)
・ガスコンロの設置や交換(ガス可とう管接続工事監督者)
・水道管や蛇口の交換(給水装置工事主任技術者)
・エアコンの取り付け・取り外し(冷媒フロン類取扱技術者※フロンガスを扱う場合)
・水回りのリフォーム・給湯器の交換(液化石油ガス設備士または簡易ガス主任技術者※地域による)

上記のような一見資格が必要なさそうなことも実は資格が必要になってくる場合もありますので事前の確認が必要になってくるのではないでしょうか。

まとめ

便利屋サービスは非常に魅力的なサービスです。

こんなことまでできるのかと思っていただけたと思います。

ただし、なかには対応できない依頼内容もあるので、そこだけ注意していけば有意義に便利屋を活用していけるでしょう。

事前に依頼したい内容が対応可能な範囲内であるのか、見積もりの金額をしっかり確認するなどの一手間を挟むことでよりスムーズに便利屋を活用していけるのではないでしょうか。

ぜひ本記事を参考にしていただき、安心して便利屋サービスを活用していただければ幸いです。

プロフィール画像
ズッキー
趣味は便利屋探し。特技は便利屋探し。 皆さんの『困った!』を解決するお手伝いができるよう日々努めています! 便利屋さん選びのポイントや、活用術、ユニークな便利屋さん情報などもお届けしています!
関連記事
カテゴリから便利屋を探す
各種業者をお探しなら最安をご紹介します