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悪徳便利屋の実態!こんな業者には要注意

悪徳便利屋の実態!こんな業者には要注意

2024.12.06

便利屋サービスの魅力と増える悪徳業者の実態

便利屋が利用されている理由

現代、便利屋というサービスは非常に魅力的なもので利用する人が増えてきています。
背景としては、高齢化が進んでいることなどが大きな理由となっています。
高齢化が進む上で、高齢者がちょっとしたことで便利屋を利用するという機会が増えているからではないでしょうか。
高齢者だけにとどまらずさまざまな年齢層から利用されているのも事実です。

便利屋が幅広く利用されている理由
・柔軟で多様なサービス対応で依頼しやすい
・価格が低コストで依頼しやすい
・個別ニーズに合わせた対応
・急な依頼や短時間の作業にも対応可能
・専門業者が少ないような業務でも依頼に応じやすい
・地域に根付いたサービスで安心感がある
・高齢化社会や共働き世帯の増加による需要の増加

悪徳業者の実態

ただし、利用者の増加にともなって悪徳業者が増えているのも事実です。
普段、テレビでも「悪徳業者」というワードは耳にするのではないでしょうか。
便利屋でも残念ながら悪徳業者というものが存在しているのです。

引用サイト:https://datafile.kokusen.go.jp/
参照:消費生活相談データベース(PIO-NET)(「廃品回収サービス」の件数)

上記のグラフは便利屋の中のサービスである不用品回収の悪徳業者相談事例を表したグラフとなっております。

見ていただくと一目瞭然で悪徳業者の相談事例が増えている背景を見ると、悪徳業者が増加していることが想像つきますよね。
2002年と2019年を比べるとなんと約10倍も増えているんです。
なので便利屋に頼むときは業者の見極めが重要になってきそうですよね。

ここからは、そんな悪徳業者に引っかからないように、活用していただけるような見極めかたなどを紹介していきたいと思います。

悪徳便利屋が増えている背景

先ほど悪徳業者というものが存在しているということに言及しました。
悪徳業者が増えているという実態にも触れさせていただきました。
ここからは、なぜ悪徳業者が増えていっているのかの原因を述べていきたいと思います。

大きな理由は、便利屋業界の成長にともなって、資格不要で始められる点などから悪徳業者が参入しやすくなっているからです。

他にも考えられる要因を以下で紹介します。

悪徳な便利屋が増えている要因
・高齢化と単身世帯の増加
・ 規制の緩さと参入障壁の低さ
・インターネットを通じた広告・集客の簡便化
・新型コロナウイルスの影響
・消費者側の知識不足と依存傾向

インターネットで簡単に集客ができるので、いわば素人の人でも簡単に便利屋が始められて
しまうのが現状です。

新型コロナウイルスにより収入が減ってしまい、収入を得るために便利屋を始めるといったケースもあります。

言ってしまえば便利屋は敷居が低く誰でも簡単に始められてしまうため、自ずと悪徳業者も増えてくるという事例が発生してしまっているのでしょう。

「周りに頼める人がいないこと」や「簡単に便利屋にサービスを頼めてしまう」ことは依存にも繋がるので限度を自分の中で決めておくことは必要です。

悪徳便利屋に騙されないために知っておきたいポイント

悪徳業者が増えているなかで利用者は騙されないためのポイントを事前に知っておくのはとても大事でしょう。
ある程度ポイントを抑えておけば悪徳業者に任せてしまうといった危機からは逃れることができると思います。
ここでは特に重要なポイントを紹介します。

特に重要なポイント
・事前に料金確認をする
・契約書を交わす
・業者の評判を調べる
・追加料金の説明を要求する
・必要ない依頼や高額な請求に注意する

契約書を交わさない業者は特に要注意です!
追加料金が発生した場合は、追加料金の内訳をしっかり確認していくことが大事です。
あきらかな高額な請求を承諾するのは避けましょう。

上記で紹介させていただいた項目は最優先で確認していただきたいものとなりますので活用していただけると嬉しいです。

悪徳便利屋が行う悪質手法・詐欺の実態

ここでは、実際に行われている悪徳便利屋の悪質手法・詐欺の実態を紹介していきたいと思います。
読み進めていく上で、「こんな事例もあるんだ!」と驚いてしまうような内容もあるかもしれません。

契約内容の不一致

契約内容の不一致という手法が存在します。
契約内容の不一致とは、契約書に記載された内容と実際に提供されたサービスや作業が異なる状態のことです。

契約内容の不一致の主な内容
・サービスや作業範囲が異なる
・費用が契約と異なる
・納期が守られない
・契約書にない条件が後から追加される

契約書を交わすときは、契約書をよく読んだ上で、内容が明確であることを確認しましょう。
「契約書に書いてあった内容と違うことをしているな?」と疑問に思ったときはすぐに便利屋に質問し話し合ってください。
業者と話し合っても問題が解決しないときは、相談機関を頼りましょう。

主な相談先
・消費者ホットライン(188)
・国民生活センター
・弁護士会の無料相談
・警察(詐欺などの可能性がある場合)
・地方自治体の相談窓口
・日本消費者協会

早めの相談が大きな問題に繋がることを防いでくれます。
積極的に活用していきましょう。

追加料金や高額な追加料金の請求詐欺

追加料金や高額な追加詐欺というものが存在します。
発生要因として考えられるのは、以下のように考えられます。

発生の原因
・料金体系が不透明
・サービス内容の分割請求
・「追加作業が発生した」との名目での請求
・不必要な作業を勧める
・契約内容が不明確

主な追加料金の発生例
・時間超過料金
・特殊作業料
・出張費や交通費
・重機や特殊機器の使用料
・処分費用(不用品回収など)
・材料費や部品代
・緊急対応料
・人員追加費用
・追加のサービス項目

依頼時には低額を提示し、作業後に高額な追加料金を請求するといった悪徳なことも起きる場合があります。

契約内容をしっかり確認して、時間超過料金などを事前に確認しておくことも重要になります。
便利屋から提示された金額がいかにも安いなどの少しでも違和感を感じたらしっかりと確認しましょう。
こういった些細な行動がトラブル防止に繋がっていきます。

作業の質が悪い、もしくは途中で投げ出す

依頼された仕事をいい加減に行い、返金対応も行わないケースなどもあります。

せっかくお金を払ったのにいい加減に業務をされてしまったらいい気持ちはしないですよね。
その上、返金対応も行ってくれないのは便利屋というものに対してのイメージも良いものではなくなってしまいますよね。

よくある例
・不十分な清掃や修理
・作業途中で「別途追加費用が必要」と言って放置する
・最初の見積もりに入っていたはずの作業を行わない
・依頼したことを最後までせず放置して帰る
・急に「体調が悪い」などの理由をつけて作業を途中でやめる

このような対応をする業者には十分注意しましょう。

個人情報の悪用

個人情報が悪用されてしまうケースもあります。
具体的には、利用者の住所や連絡先を悪用する事例などが増えています。

個人情報が悪用されてしまうとさまざまな影響を引き起こします。
大きな例を出すと、詐欺・なりすまし被害があります。
氏名・住所・電話番号・クレジットカード情報などが悪用されないように注意しましょう。

個人情報の悪用を防ぐためにも信頼できる業者を選ぶということは必要不可欠になってきます。
特に契約内容のプライバシーポリシーに目を通すなどをしておけばトラブルから回避できるかもしれません。
最低限の情報のみを提供するのも手ですね。

断りづらい状況を作り、無理に契約させる

断ったのにしつこく勧誘し、契約せざるを得ない状況を作るということも手口として行われることがあります。

具体的な手口
・緊急性を煽るようなことを言ってくる
・「特別価格」や「今だけの割引」という言葉を押してくる
・作業後に追加料金を要求
・複数人で訪問して圧力をかけてくる
・依頼者の不安を煽るような態度をとる
・長時間にわたる説明で疲れさせて契約させる

上記のようなシチュエーションに遭遇したらまず疑いの目を持って行動することが大事です。
即決をしようとせず、考える時間を確保するなどの冷静な対応をしてください。

悪徳便利屋を見極めるための5つの特徴

ここでは実際に便利屋にこういった対応をされたら注意していただきたいような内容をご紹介させていただきます。

見積もりが曖昧で料金が不透明

見積もりが曖昧な場合は気をつけたほうがいいでしょう。

見積もりが曖昧な例
・詳細な見積もりがない
・見積もりに「含まれるもの」と「含まれないもの」が不明確
・事前説明が不十分で、「作業内容によって料金が変動する」と言われる
・見積もりの有効期限がない

上記のパターンにあてはまる場合は特に注意が必要です。
お金が関わってくるところに関しては特に意識して注意を払いましょう。
見積もり書の内訳で分からないことがあれば便利屋業者に質問しましょう。

ネットの口コミの評判が悪い

ネットの口コミも業者の良し悪しを判断していく上でとても大事になります。
理由は、口コミに利用者の生の感想が反映されているからです。

ネットでの評価や口コミで評判が極端に悪かったり、悪評が多い業者には注意しましょう。

ただし、口コミが過剰に良すぎる場合は逆に注意した方が良いかもしれません。
なぜなら、不正に評価している可能性があるからです。

ネットの情報も上手く活用していくことによって悪徳業者から回避できる可能性がぐんと上がります。

契約内容をきちんと説明せず、契約書を交わさない

契約内容をしっかりと説明しない上に、契約書も交わさない業者にも十分注意しましょう。

当たり前ですが、信頼できる業者は、契約書の交付や内容の説明をきちんと行うものです。

問い合わせ対応が適当で、誠実さが感じられない

問い合わせたときに雑な対応をされたらサービスを頼むのはやめておきましょう。

問い合わせの対応が雑な例
・返信が遅い、もしくは応答がない
・具体的な説明がなく、曖昧な返答ばかり
・マニュアル通りの一言対応
・依頼内容を最後まで聞かずに断る、または押し付けがましい態度
・敬語や礼儀が欠けている

頼むなら誠実な対応をされたほうがもちろん良いですよね。
必要な資格や許可を確認できない
作業に必要な資格や許可を持っていなさそうであれば頼むのは避けたほうが良いかもしれません。

特別な資格や許可が必要な業務
・リフォームや解体工事
・警備業務
・遺品整理
・運送・引っ越し業務
・医療行為
・法律相談
・除草剤や殺虫剤などの薬品散布

依頼する業務が上記に当てはまる場合は、便利屋で対応してくれる人が資格を持っているかを確認することは大事になります。

悪徳便利屋と信頼できる便利屋の違い

信頼できる業者の特徴

信頼できる業者の特徴は以下のような業者です。
・明確な料金設定
・親身な対応、
・口コミが安定している ※過度な高い評価は注意が必要
・事業許可や資格が明示されている。

悪徳業者の特徴

・悪徳業者の特徴は以下のような業者です。
・料金設定が曖昧
・対応が不誠実
・評判が悪い
・許認可が確認できない

このように信頼できる業者と悪徳業者の違いについて理解できたと思います。
悪徳業者は避け、信頼できる業者に頼みましょう。
信頼できる業者を選ぶためには、事前調査と依頼時の確認が重要です。

もしも悪徳便利屋に依頼してしまった場合の対処法

ここまでは、悪徳業者に頼まないための回避方法をメインに書かせていただきました。
ここでは、実際に悪徳業者に頼んでしまったあとの対処法について触れていこうと思います。

主な対処方法
・作業の中断を要求する
・違法な契約には無効を主張する
・消費生活センターや弁護士に相談する
・証拠を集める(会話の記録や契約書)
・口コミや評判を見て他の被害者と情報共有する

最悪な場合は警察に相談することも自分の身を守る上で大事なことでしょう。
悪徳業者と契約をしてしまったら迅速な対応が大事になってきます。
業者に対する不信感が少しでもあれば相談機関を積極的に活用していきましょう。

悪徳便利屋を避け、安心して利用するために

ここまで悪徳業者の実態を書かせていただきました。
少しでも違和感のある業者には疑いの目を向けていくことが肝になるでしょう。

便利屋は非常に使いやすく魅力的なサービスです。
ただし、こういった危険なリスクも潜んでいるので注意を払っていき、事前行動をしていくことによって便利屋というものを有意義に利用していけるでしょう。

この記事が読者のためになれば嬉しいです。

プロフィール画像
ズッキー
趣味は便利屋探し。特技は便利屋探し。 皆さんの『困った!』を解決するお手伝いができるよう日々努めています! 便利屋さん選びのポイントや、活用術、ユニークな便利屋さん情報などもお届けしています!
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