「不要になった金庫を処分したいけれど、どうすればいいの?」 そんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
金庫は耐久性が高く、重量があるため、一般的なゴミとは処分方法が異なる場合があります。自治体の粗大ごみ回収を利用できる場合もありますが、大型の金庫は回収不可だったり、特別な手続きが必要だったりすることもあります。
この記事では、金庫のサイズや種類ごとの処分費用の相場を紹介したうえで、金庫のおすすめ処分方法を7つ解説します。さらに、処分時の注意点や、費用を抑えるためのコツも詳しく紹介します。
この記事を読めば、あなたにとって最適な金庫の処分方法が見つかるはずです。
目次
金庫の処分費用は、サイズや種類によって大きく異なります。小型の家庭用金庫であれば、比較的安価に処分できますが、大型の業務用金庫になると処分費用が高額になることもあります。
金庫のおおよその処分費用を種類ごとに紹介していきます。
家庭用の小型金庫は、比較的処分しやすいサイズのものが多く、処分費用も低めです。
小型の家庭用金庫を処分する方法としてまず思いつくのは、「粗大ごみ」として自治体に回収して貰う方法です。基本的には問題なく回収してくれるはずですが、「金属製品は回収不可」とする自治体もあるため、事前に確認が必要です。
自治体の粗大ごみ回収は予約制になっていることが多く、すぐには回収してもらえないケースもあります。自治体に金庫の処分をしてもらいたい場合は、時間がかかる可能性も考えておきましょう。
また、状態が良いものであれば、買取業者やリサイクルショップに売れる可能性もあります。特に、ダイヤル式や電子式で比較的新しいモデルは、買取価格がつくことが多いです。
オフィスや店舗で使われる業務用金庫は、サイズが大きく重量もあるため、処分費用が高くなる傾向にあります。
業務用金庫の中には、100kgを超える大型タイプもあります。こうした金庫は、一般的な不用品回収業者では運搬できないこともあり、専門の処分業者に依頼する必要があります。
また、業務用の金庫でも状態が良い場合は、買取してもらえることがあります。
耐火性能を持つ業務用金庫は、特殊な素材が使われているため、一般的な金庫よりも処分費用が高額になることが多いです。
耐火金庫は、コンクリートや難燃素材が使われているため、通常の廃棄物処理では対応できないケースがあります。そのため、専門業者に依頼するのが一般的です。
ただし、一部の金庫メーカーや販売店では、新しい金庫を購入する際に、古い金庫の引き取りサービスを実施していることがあります。こうしたサービスを利用すれば、処分費用を抑えることができます。
金庫の処分方法はいくつかありますが、コストや手間のかかり方が大きく異なります。
金庫のサイズや種類によっては利用できない場合もあるため、処分する金庫に合わせた処分方法を選ぶ必要があります。
金庫処分におすすめの方法を7つ紹介するので、「できるだけ安く処分したい」「すぐに処分したい」「手間をかけずに処分したい」など、ニーズに合わせて使い分けてください。
自治体の粗大ごみ回収を利用する方法は、最も低コストで金庫を処分できる手段の一つです。多くの自治体では、金庫を粗大ごみとして回収しており、手数料は500円〜2,000円程度と比較的安価になっています。
処分費用を抑えたい人にとって、自治体の粗大ごみ回収は最もおすすめの方法です。
1.自治体の公式サイトで金庫が回収できるかを確認する
自治体によっては、金庫が回収不可の場合もあるため、必ず事前にチェックしておく。
2.申し込みを行う
粗大ごみ受付センターに電話、またはオンラインで申し込む。
3.処分料金を支払う
コンビニで「粗大ごみ処理券」のシールを購入したり、オンラインで支払いを済ませるなどの方法で処分料金の支払いを行う
4.指定した日に回収場所へ金庫を出す
指定された日時に指定の場所へ金庫を出しておく
自治体での不要金庫の回収は、安さだけではなく公的なサービスである安心感もあります。家庭用金庫であれば、自宅の外に出すだけで持ち運びの手間がほとんどないこともメリットです。
一方で予約が混雑していると、回収されるまで数週間~1か月待ちになることも少なくありません。大型な金庫の場合は外に出すのも難しいこともあるでしょう。
金庫をすぐに処分したい場合や、運び出すのが難しいほど大きいサイズの場合は、別の方法を検討しましょう。
「金庫を処分することになったけど、壊れておらずまだ使える」という場合は、買取業者に売却するという手もあります。不要な金庫を売却できれば、処分にお金がかかるどころか、思わぬ副収入が発生します。
買取業者に依頼する場合は、次の査定基準を事前にチェックしておきましょう。
以下のような金庫は高価買取の対象になりやすいです。
買取査定の基準は業者によっても変わります。少しでも高額査定を狙うなら、複数の業者に査定見積もりを依頼して金額を比較すると良いでしょう。
1.買取業者に査定を依頼する(オンライン査定、電話など)
2.査定結果を確認し、納得すれば売却決定
3.業者が自宅まで引き取りに来るか、持ち込みで金庫を引き渡す
4.売却代金を受け取る
大型金庫を処分する場合、業者が引き取りに来てくれるのはメリットです。万が一査定額がつかなかった場合は引き取り費用や出張費用が発生する可能性もあります。
買取業者のホームページの買取実績を確認するなどして、「自分が持っている金庫は売れる」と思った場合に買取依頼を出すと良いでしょう。
「実家の片付けで不要になった金庫を処分したい」「大型の金庫を外に運び出すのが難しい」といったときは、遺品整理業者や便利屋へ依頼するのもおすすめです。
遺品整理をしていて金庫が出てきた場合、遺品整理業者や便利屋であれば金庫以外の不用品の処分なども一緒に片付けてくれます。
遺品整理や金庫の運搬は骨の折れる作業です。専門業者に任せてまとめて処分してもらうのも一つです。
デメリットとしては、業者選びを間違えると高額な料金を請求されるケースがあることです。
「処分時の悪徳業者に気をつける」の章でも取り上げていますが、口コミや評判などを事前にチェックし、信頼できる業者を探しましょう。
「まだ使える金庫を、なるべく簡単に手放したい」 という場合、リサイクルショップを利用する方法もあります。状態の良い金庫であれば、買い取ってもらえる可能性があります。
リサイクルショップは、家具や家電、貴金属、スポーツ用品など幅広いジャンルの商品を買い取り・販売しているお店です。専門カテゴリーの買い取りに特化した「買取業者」とは違って、様々な品物を柔軟に引き取ってくれる点が特徴です。
リサイクルショップであれば、多少の使用感がある金庫でも引き取ってくれる可能性が高いでしょう。
買い取りの柔軟性がある一方で、カテゴリーに特化していない分査定額は安くなりがちな点には注意が必要です。
専門業者に依頼して確実に金庫を処分したい場合は、金庫メーカーや販売店の引き取りサービスを活用するのも一つの方法です。メーカーごとに対応条件が異なるため、事前の確認が必要ですが、適切な処分をしてもらえるので安心です。
例えば、金庫メーカー大手の「EIKO(エーコー)」では「金庫のサイズ、設置状況(固定の有無、段差の有無等)」を確認して問い合わせフォームから問い合わせれば、EIKO製の金庫の引き取りに対応しています。
またホームセンター大手の島忠ホームズでも「不用品引き取りサービス」のサービスがあります。商品を購入した方を対象に購入した商品と同等・同数の不用品を回収してくれます。店舗によって対応が異なる可能性もあるため、実際に金庫の引き取りをしてほしいときは依頼したい店舗まで問い合わせるようにして下さい。
「不要な金庫を処分して、新しい金庫を購入したい」という場合はメーカーや販売店の引き取りサービスを使うと手間を最小限に抑えながら処分できるでしょう。
参考:株式会社エーコー「今使用している金庫を引き取ってもらえますか?また、納品と同時でも可能ですか?」https://www.eiko.co.jp/faq
参考:株式会社島忠「不要品引取りサービス」https://www.shimachu.co.jp/service/homecenter/disused_article.html
「まだ使える金庫を、誰かに譲りたい」と考えているなら、友人や知人に譲るか、オンライン上の譲渡サイトを利用する方法もあります。
必要としている人を見つける手間はありますが、処分費用をかけることなく金庫を手放すことが可能です。
地域に特化した掲示板サイト「ジモティー」をつかって譲渡先を見つければ、ネットを見ている幅広い人にアプローチできます。
「時間はかかってもいいけど、できるだけ処分費用をかけたくない」という方は、誰かへの譲渡を検討しましょう。
「すぐに金庫を処分したい」「自分で金庫を運び出すのが難しい」 という場合、不用品回収業者を利用するのが最も手軽です。不用品を運び出すためのスペシャリストが現地まで来て金庫を回収してくれるため、重量のある業務用大型金庫や耐火金庫などでもスムーズに処分できます。
買取業者やリサイクルショップでの買い取りができないような壊れた金庫でも、不用品回収業者は状態問わず回収可能です。
即日対応にも応じてくれるので、スピーディーな処分には適していますが、回収費用は他の方法と比較すると高めになっています。
繰り返しになりますが、急いで金庫の処分をしたい場合でも、悪徳業者に当たってしまわないように必ず事前の見積もりや口コミ・評判のチェックを忘れないようにしましょう。
金庫の処分は、方法を間違えると思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。適切な手続きを踏まないと、高額な請求をされたり、法律違反に問われるリスクもあるため注意が必要です。
金庫を処分する際に気をつけるべき3つのポイントを解説します。
不用品回収業者や便利屋、遺品整理業者の中には、正規の許可を得ていなかったり、悪質な手口で高額請求をしてくる悪徳業者も存在します。特に、無料回収をうたっている業者や、チラシや軽トラックを使って営業している業者には注意が必要です。
「無料で不用品回収します」と宣伝しているチラシや軽トラックの営業を見たことはありませんか?そのような業者は、「回収処分費は無料だが、運搬費が高額」など裏があることが多いです。無料のうたい文句に引っかからないようにして下さい。
悪徳業者の被害に合わないために、次の3つのポイントに気をつけましょう。
「すべてをチェックするのは難しい」という場合は、依頼前に見積もりを出してもらうだけでも被害に合う可能性を抑えることができます。見積もりを出してくれない業者であれば、高額な追加料金を請求してくる危険があるため、その業者は避けるのが無難です。
また、SNSやGoogleマップなどで事前に口コミや評判を調べておくのも有効です。口コミで評判の悪い業者は選ばないようにします。
万が一悪徳業者に依頼してしまったという場合は、お住まいの地域の消費生活センターに相談するようにして下さい。消費者ホットライン「188(いやや)」に電話すると、近くの消費生活相談窓口を案内してくれます。
参考:独立行政法人国民生活センター「全国の消費生活センター等」https://www.kokusen.go.jp/map/
サイズの大きい金庫になると、重量もあり処分費が高くなりがちです。だからといって「処分にお金がかかる」といった安易な理由で山林や空き地に勝手に捨てる「不法投棄」は絶対にしてはいけません。不法投棄は違法行為であり、犯罪です。
不法投棄が発覚した場合、次のような罰金が科せられる可能性があります。
個人による不法投棄 | 5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方の刑 |
業者による不法投棄 | 3億円以下の罰金刑 |
便利屋や遺品整理業者などの不用品回収の専門業者に依頼した場合でも、安心とは限りません。
万が一依頼した業者が不法投棄を行っていた場合、依頼者であるあなたにも責任が問われる可能性があります。自分の身を守るためにも、適切な方法で金庫を処分してくれる業者を選ぶ必要があるのです。
金庫は、基本的に貴重品や重要書類などを保管する目的で使用されます。そのため金庫を処分するときには中身が空になっていることをしっかり確認することが重要です。
もしも銀行の通帳や印鑑、パスポート、契約書などの重要書類が残っていた場合、処分後に気づいても自分の手元に取り戻すのは困難です。金庫の処理を任せたのが違法な業者だった場合、最悪のケースでは個人情報の流出や悪用といった被害も考えられます。
金庫の処分をする際には、必ず金庫の中身をチェックして、中に何も入っていないことを確認してから処分や譲渡といった次のステップに進むようにして下さい。
ここまで紹介してきたように金庫の処分方法は様々ですが、適切な手順をふむことで金庫の処分にかかる費用を抑えることができます。
ここからは、金庫の処分費用を抑えるために意識すべき3つのポイントを順番に紹介します。基本的には、まず自治体の粗大ごみ回収が利用できるか確認し、次に買取の可能性をチェックします。最終的に業者に依頼する際は複数の見積もりを比較するという流れで金庫を処分すると、最もコストを抑えられるでしょう。
金庫を処分するときは、最初に自治体の粗大ごみ回収の利用を検討しましょう。自治体の粗大ごみ回収は費用が安く、安心して利用できるのが大きなメリットです。不法投棄の心配もなく、適正な処分が保証されているため、可能であればまずこの方法を選びましょう。
自治体での処分が難しい場合や金庫が比較的きれいで状態がいい場合は、次に「売る」選択肢を検討します。
処分を考えている金庫がまだ使える状態であれば、処分ではなく買い取りを検討してみましょう。買取が成立すれば、処分費用がかからないどころか、お金に換えることができます。状態がいい金庫であれば、まず査定を受けてみる価値があります。
リサイクルショップや買取業者に売れる可能性がある金庫なら、最優先で買い取りを検討しましょう。もし買取が難しい場合は、処分に最適な業者を選ぶために「見積もりの比較」を行います。
大型の金庫などで自治体回収ができず、状態の関係で買い取りも難しい場合は、不用品回収業者や便利屋を利用することになります。金庫の処分費用を抑えるために最も重要なのは「複数の業者に見積もりをだす」ことです。
複数の業者から見積もりを取ることで、相場からかけ離れた料金を請求してくる悪徳業者を避けられます。
見積もりを取る際には、料金の内訳だけでなく、「追加費用の有無」の確認も忘れてはいけません。また複数社から見積もりを取ることで、価格交渉の材料に使えるようになり、値下げしてもらえるケースもあります。
見積もりを取って比較することで、最も安く、安全に処分できる業者を選ぶことが可能です。
金庫の処分方法には、自治体の粗大ごみ回収、買取業者への売却、リサイクルショップの活用、不用品回収業者への依頼など、さまざまな選択肢があります。処分費用や手間は方法によって大きく異なるため、処分したい金庫の状態やサイズを考えて、自分にとって最適な方法を選択しましょう。
金庫を処分する際の基本ステップとしては、以下の流れを踏みます。
手順通りの行動を取ることで、金庫の処分費用を抑えられます。悪徳業者を選んでしまわないように、業者の評判チェックも忘れずに行って下さい。
今回紹介した方法で適切な処分方法を選べば、無駄な出費を防ぎつつ、安全に金庫を処分できます。
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