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【水道管破裂】応急処置と修理相場を解説!

【水道管破裂】応急処置と修理相場を解説!

2025.03.12

ある日突然、自宅の水道管が破裂し、水が噴き出して止まらなくなったら、誰もがパニックに陥ります。自宅に水が溢れている状況を目の前にすると、焦りや不安で手が動かなくなってしまうものです。

しかしながら、焦る気持ちをグッと抑えて、まずは適切な対処をすることが被害を最小限に抑える鍵となります。止水栓を閉めたり、水漏れの原因を探ったりするだけで、被害状況が変わるため、日頃から正しい対処方法を知って、万が一の事態に備えておきましょう。

本記事では、水道管が破裂した時の応急処置方法や、業者へ依頼する際の相場料金について詳しく解説します。水道管破裂を未然に防ぐ方法や、信頼できる業者の選び方も紹介するので、今まさに水道管の破裂で悩んでいる人や、いざという時のために備えておきたい人は、ぜひ参考にしてください。

突然の水道管破裂!まずやるべきことは?

水道管が破裂すると、大量の水が漏れ出し、住宅内や庭が水浸しになってしまう場合があります。冬場は気温が低下すると凍結し、管が膨張して破裂しやすくなるため注意が必要です。

突然の水道管破裂に直面したとき、慌てずに適切な対応を取れるよう、水道管破裂の一般的な症状と、緊急時に取るべき措置について詳しく解説します。

 水道管が破裂したときの一般的な症状

水道管が破裂すると、下記5つの症状が発生します。

  • 水漏れの発生:壁や床から水が染み出してくる状態
  • 水圧の低下:蛇口をひねっても水の出が弱くなる
  • 異音の発生:水道管から「ゴボゴボ」や「シュー」という音がする
  • 水道代の急増:知らないうちに大量の水が漏れ出し、請求額が急増する
  • 天井や壁のシミ:隠れた部分の水道管が破裂している場合、天井や壁にシミができることがある

上記の症状が見られた場合、水道管が破裂している可能性が高いため、すぐに対応が必要です。とくに、隠れた部分の水道管の破裂は気付きにくいため、天井や壁のシミは見逃さないようにしましょう。

水道管が破裂したらすぐにやるべき緊急措置

水道管が破裂した際、被害を最小限に抑えるために迅速な対応が求められます。すぐにやるべき対処は、水道の元栓を閉めることです。水道の元栓(止水栓)を閉めれば、水の流出を止めることができ、被害の拡大を防げます。元栓は通常、家の外やメーターボックス内に設置されています。日頃から自宅の元栓の位置を確認しておくのがおすすめです。

水道の元栓を閉めたら、破損箇所にタオルを巻きましょう。破裂した水道管からの水が広がらないようにするための応急処置です。タオルを水が噴き出している箇所に巻きつけるだけでは足りない場合は、ビニールテープなどで仮止めすると、一時的に水漏れを抑えられます。木製家具や書類、電子機器は水に弱いため、早めの対処が必要です。

水道管の破裂は突然発生し、放置すると建物へのダメージが深刻になる可能性があります。早めの対応と適切な修理が、被害の拡大を防ぐポイントになります。

なぜ水道管は破裂する?主な原因4つ

水道管の破裂は突然発生し、家庭や建物に大きな被害をもたらします。原因はさまざまですが、下記4つが主な要因となるため、それぞれの原因を詳しく理解し、適切な対策を講じて、水道管の破裂を未然に防ぎましょう。

冬場の寒さによる凍結破裂

冬の寒さが厳しい時期は、水道管の内部に残った水が凍結し、凍結した水が膨張によって管が破裂するケースがよく見られます。とくに、気温が氷点下まで下がる地域では注意が必要です。

凍結によって水道管が破裂するのは、水が凍ると体積が増えるためです。水は凍結すると膨張し、水道管内部に強い圧力をかけます。膨張した水の圧力が水道管の許容範囲を超えると、管がひび割れたり、破裂してしまいます。

氷点下まで気温が下がる地域に住んでいる人は、対策として水道管に保温材を巻くのがおすすめです。寒冷地では、専用の保温チューブや断熱材を水道管に巻くと、凍結を防げます。

水を少量流し続けるのも一つの対処方法です。夜間に少量の水を流しておけば、水道管内の水が動き続け、凍結しにくくなります。

また、屋外の水道管は凍結防止ヒーターを設置しましょう。屋外に露出している配管は、凍結しやすいためヒーターを活用すると効果的です。専門業者に相談すれば、すぐに設置を検討してくれます。自分の住んでいる地域に凍結対策が必要であるかどうかを見極め、迅速に対処しましょう。

老朽化・経年劣化による破裂

建物の水道管は年月が経つと劣化し、ひび割れや腐食が進行する場合があります。目安として築30年以上経過した建物だと、水道管の老朽化が進んでいる可能性が高いため、定期的な点検が必要です。

金属製の配管(鉄管・銅管)は、サビの進行によって内部が脆くなり、ちょっとした水圧の変化で破裂する可能性があります。プラスチック製の配管(ポリエチレン管・塩ビ管)も長年の使用により劣化し、亀裂が入る場合があるため注意が必要です。

築年数の古い住宅は、水道管の点検が定期的に行われているか確認しましょう。専門業者による点検を受ければ、老朽化の進行を早期に発見できます。古い水道管は、耐久性の高い素材(ステンレス管や新型ポリエチレン管)への交換を検討しましょう。

また、サビや異常が見られたらすぐに対応してください。水の色が変わったり、サビの浮遊物が混じっている場合は、管の腐食が進行している可能性があります。建物の管理業者に連絡したり、専門業者への連絡が必要な状況です。

地震や地盤沈下による物理的な被害

日本は地震が多い国であり、地震の揺れによって水道管が損傷するケースがあります。また、地盤沈下が起こると水道管がずれたり、ひび割れたりする原因にもなります。地震の影響を受けやすいのは、古い建物や耐震性の低い配管を使用している住宅です。地震の揺れが直接水道管に伝われば、接続部分が外れたり、管自体が折れて、破損による水漏れを起こす危険性が高まります。

地震による水道管への影響を避けるためには、耐震性の高い水道管に交換するのがおすすめです。最新の水道管は柔軟性があり、地震の揺れを吸収できるタイプが多いため、リフォーム時に導入を検討しましょう。

地震発生後は水漏れの確認を行うのも大切です。水道メーターの数値が止まっているか、異常がないかを確認すると、破裂や漏れの早期発見が可能となります。もしも水道管の破損を発見したら、自治体の耐震補助制度を活用しましょう。多くの自治体で、耐震リフォームや水道設備の改修に対する補助金制度を設けています。日頃から自分の住んでいる地域の自治体の制度を確認しておきましょう。

水圧の変化による破裂

水道管は適切な水圧を保つように設計されていますが、何らかの原因で急激な水圧変化が起こると、管に強い負荷がかかり破裂する場合があります。

水圧が急激に変化しやすいのは、急に水道の元栓を全開にした場合です。水の流れが一気に変わり、水道管に衝撃や圧がかかりやすくなります。水道管が老朽化していた場合は、急な水圧に脆くなった部分が耐えきれずに破裂してしまうため、注意が必要です。水道の元栓を開閉する際は、ゆっくりと行うようにしましょう。

減圧弁やパルプの動作などの故障による水道設備の不具合も、高い水圧がかかりやすくなります。日頃から水道設備の点検を怠らないようにしましょう。蛇口をひねった際に異常な音や水圧の変化を感じたら、内部の圧力が異常になっている可能性があるため、専門業者に連絡して早めに対処してもらいましょう。

自分でできる!水道管破裂の応急処置方法

水道管が破裂した場合、すぐに適切な対応をすれば、被害を最小限に抑えられます。とくに修理業者がすぐに来られない場合、応急処置を施すと、水漏れによる二次被害を防げます。ここでは、自分でできる水道管破裂の応急処置について詳しく解説します。

止水栓を止める方法

水道管が破裂したときに最優先で行う行動は、止水栓(元栓)を止めることです。止水栓を閉めれば、水の流出を防ぎ、被害が拡大するのを防ぐことができます。

止水栓は通常、下記のような場所に設置されています。

  • 戸建て住宅の場合:建物の外にあるメーターボックス内
  • マンション・アパートの場合:玄関横のパイプスペース(PS)内

止水栓のハンドルやレバーを時計回りに回せば、水の供給を止められます。固くなっている場合は、ペンチなどを使って慎重に回してください。

止水栓を止めた後は、水が漏れている箇所を特定しましょう。破裂の原因や範囲を把握すると、止水栓を止めた後に適切な応急処置を行えます。

確認すべきポイントは、水道管のどの部分が破裂しているかです。壁の中や床下など、目に見えない場所の破損は、天井や壁のシミとして現れる場合があります。どの程度の水漏れかも把握しておきましょう。 少量の漏れなら応急処置でしのげるケースもありますが、大量に水が噴き出している場合はすぐに業者へ連絡しましょう。

凍結や老朽化など、破裂の原因によっては根本的な修理が必要になる場合もあります。原因がわからないときはすぐに修理業者へ相談してください。

タオル・防水テープでの応急処置

破裂した箇所を確認したら、タオルや防水テープを使って一時的に水漏れを抑える応急処置を行います。タオルによる応急処置は下記の手順で行いましょう。

  1. タオルや布で水漏れ箇所を覆う

破裂部分にタオルや厚手の布を巻きつけて、水の噴き出しを抑えます。その上からビニールテープやゴムバンドでしっかり固定すると、水の吹き出しを抑えられます。

  1. 防水テープで補強する

ホームセンターなどで購入できる水道管専用の防水テープ(自己融着テープ)を使用すると、さらに効果的に水漏れを防げます。テープは破損箇所よりも広い範囲にしっかり巻きつけて密封しましょう。

  1. バケツやタオルで水受けを準備

破損した部分から水がにじみ出る場合もあるため、バケツやタオルを置いて水浸しにならないようにしておきましょう。近くに家具や家電がある場合は、一時的にほかの場所に設置し直しておくと安心です。

電気・ガスとの連携チェック

水道管破裂によって、電気やガス設備にも影響が出る場合があるため、安全のためにチェックを行いましょう。

チェックすべきポイントは、水漏れが電気配線に影響していないかどうかです。水がコンセントや電化製品に触れると感電のリスクが高まります。水がかかっている可能性がある場合は、ブレーカーを落とすなどの安全対策をとりましょう。

ガス給湯器に影響がないかも確認が必要です。給湯器の配管が破損すると、ガス供給にも影響が出る可能性があります。ガス漏れの危険性がある場合は、すぐにガス会社に連絡しましょう。

水道管修理の相場を解説

水道管が破裂したら、早急な修理が必要です。修理にかかる費用は、破損の規模や作業内容によって大きく異なります。ここでは、軽度な破裂から大規模な破損まで、修理費用の相場を詳しく解説し、さらに火災保険を活用して修理費をカバーする方法についても紹介します。

軽度な破裂(小規模な漏れ)の修理費

軽度な水道管破裂とは、水道管の一部に小さなヒビやピンホール(針穴のような小さな穴)ができ、水がじわじわ漏れる状態を指します。水道管の一部が破裂するケースでは、比較的簡単な補修作業で済むため、修理費用も抑えられます。

軽度な破裂の費用相場

  • 修理費用:5,000円~30,000円
  • 作業時間:30分~2時間

軽度の水道管破裂の場合、修理方法としては防水テープや専用シーリング剤を用いた補修が一般的です。また、特定の樹脂を使って亀裂を埋める処置も行われる場合があります。

ただし、このような補修はあくまでも応急処置であり、長期間の使用には向きません。もし同じ箇所で再び水漏れが発生した場合は、水道管全体の劣化が進んでいる可能性があるため、業者による診断を受けましょう。

中程度の破損(配管の一部交換)の修理費

中程度の水道管破損とは、管の一部が割れたり、継ぎ目が外れて水が勢いよく漏れ出すケースです。とくに、屋外の配管や接続部分での破裂が多く見られます。

中程度の破裂の費用相場

  • 修理費用:30,000円~100,000円
  • 作業時間:2~5時間

中程度のレベルの破損では、破損した部分を取り除き、新しい水道管を一部交換する作業が必要になります。配管の材質によっても修理費用が変わり、金属製の配管(銅管や鉄管)は交換コストが高くなる傾向があります。

配管の交換が必要になる場合は、周囲の水道管の劣化状況も確認してもらいましょう。一部の修理だけで済ませても、すぐに別の箇所が破損する可能性があるため、長期的な視点でのメンテナンスが推奨されます。

大規模な破損(配管全体の交換)の修理費

水道管の劣化が進んでいる場合や、大きな衝撃で広範囲が破裂した場合には、水道管全体の交換が必要になるケースがあります。築年数の古い建物では、経年劣化による破裂が発生しやすいため、全面的なリフォームを検討するケースも少なくありません。

大規模な破裂の費用相場

  • 修理費用:100,000円~500,000円以上
  • 作業時間:1日~数日間

配管全体の交換となると、壁や床を開けての作業が必要になるため、工事費用が高額になります。屋外の水道管を引き直す場合、掘削作業やコンクリートの補修が必要になる場合もあります。

古い配管をそのままにしておくと、今後も水漏れが発生するリスクが高いため、長期的には交換の方がコストを抑えられるケースもあります。築20年以上の建物では、一部の修理よりも配管全体の交換を視野に入れるのがおすすめです。

保険適用はできる?火災保険で修理費をカバーする方法

水道管破裂による修理費用は、火災保険の補償対象になる場合があります。寒波による凍結破裂や、予期せぬ事故による破損は、火災保険の「水漏れ補償」や「設備の破損補償」に含まれている場合が多いため、加入している保険内容を確認しましょう。

火災保険が適用されるケース

  • 気温の低下によって水道管が破裂する、寒冷地での凍結破裂
  • 台風や強風の影響で水道管が損傷する、自然災害による破損
  • 外部からの衝撃で配管が破損した場合の事故による損傷

保険を適用する手順

1.保険会社に連絡し、適用可否を確認する
2.破損箇所の写真を撮影し、被害状況を記録する
3.業者の見積もりを取得し、修理費用を明確にする
4.必要書類を準備し、保険会社へ申請する

    保険適用の可否は契約内容によって異なるため、事前に保険会社へ確認しましょう。火災保険が適用されない場合でも、自治体の補助金制度を活用できる場合があるため、住んでいる地域の制度も調べておくのがおすすめです。

    信頼できる水道修理業者の選び方

    水道管の破裂は突然発生することが多く、迅速な対応が求められます。しかし、焦って業者を選んでしまうと、適正価格より高い費用を請求されたり、十分な修理を受けられなかったりする可能性があります。信頼できる水道修理業者を選ぶために、下記のポイントを押さえておきましょう。

    24時間対応の業者を選ぶ

    水道管が破裂すると、大量の水漏れが発生し、放置すると住宅や建物へのダメージが拡大してしまいます。そのため、24時間対応の業者を選び、迅速に対応してもらいましょう。

    24時間対応の業者のメリットは、緊急時にすぐに対応できる点です。夜間や休日に発生しても、早ければ数時間後には問題が解決します。早急な対処は被害を最小限に抑えられ、水漏れや二次被害を防ぐことにも繋がります。

    業者を選ぶ際は、公式サイトに「24時間対応」と明記されているかを確認しましょう。業者によっては、深夜や休日の追加料金がかかる場合があるため、問い合わせの際に確認してください。

    公式サイトにはメールやLINEでの問い合わせがある場合が多いですが、緊急時は電話が便利です。緊急時に備えて、事前に信頼できる水道修理業者の連絡先をメモしておくと、いざという時にスムーズに依頼できます。

    見積りを比較して相場をチェックする

    水道修理業者を選ぶ際は、必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。 見積もりを比較すれば、相場を把握でき、適正価格での修理が可能になります。同じ作業内容で大幅に費用が異なる場合は注意が必要です。

    見積もりを取る際は、修理内容と費用の詳細を確認しましょう。部品代、作業費、出張費など、項目ごとに費用が明確かをチェックしてください。追加費用が発生しないかも、事前に確認しましょう。見積もりには含まれない追加料金があるかどうかを明確にしてから依頼すると、業者との相違なく作業が進みます。

    悪徳業者の手口とは?騙されないための3つのポイント

    水道修理業界には、一部の悪徳業者が存在し、法外な料金を請求したり、不適切な修理を行ったりするケースがあります。こうした業者に騙されないために、下記3つのポイントに注意しましょう。

    1. 極端に安い料金を提示する業者に注意

    広告やチラシで「基本料金1,000円~」「作業費無料」など、極端に安い価格を提示する業者には注意が必要です。実際には追加料金が発生し、最終的に高額な請求をされることがあります。

    たとえば、「出張費無料」と書いてあっても、実際は高額な作業費を請求されてしまうケースです。現場に着いて作業を開始してから「この場合は特別料金」と説明される場合もあります。

    悪徳業者の甘い誘い文句に引っかからないために、事前に総額の見積もりをもらいましょう。契約前に必ず料金の内訳を確認し、不安な要素があれば質問して納得してから契約してください。追加料金がある業者や高額請求をする業者は、口コミや評判が悪い場合が多いので、事前にチェックして、信頼性のある業者を選びましょう。

    2. 契約を急かす業者に注意

    「今すぐ契約しないと大変なことになる」「今日契約すれば割引します」といった言葉で契約を急かす業者は、悪徳業者の可能性が高いです。冷静に判断できる時間を与えず、高額な契約を結ばせてきます。

    よくある手口としては、「すぐに修理しないと家が水浸しになる」と不安を煽ったり、「今なら特別割引」と契約を急かす方法です。今契約した方が良い理由を並べてくるので、必ず他社と比較してから契約しましょう。

    修理前に料金の説明をせず、作業後に高額請求をする業者もいます。信頼できる業者は事前に料金の説明をしてくれるので、水道管が破裂している状況に焦って判断しないよう注意しましょう。

    稀に、口頭での説明と契約書の内容が違う業者がいます。口頭の説明に納得しても、必ず契約書は隅々まで確認してください。即決を求められた場合は、一度持ち帰って考えましょう。

    3. 口コミや評判を確認せずに依頼するのは危険

    水道修理業者を選ぶ際は、事前に口コミや評判を確認しましょう。公式サイトの情報だけではなく、実際の利用者のレビューやSNSの口コミを参考にすると、実際の対応やトラブルの有無がわかります。

    口コミを確認する際は、低評価が多い業者は避けましょう。「高額請求された」「追加料金が発生した」といった口コミがある業者は要注意です。また、「対応が遅い」「スタッフの態度が悪い」などの指摘がある業者も避けましょう。粗悪な作業をする悪徳業者の可能性が高いためです。

    地域密着型の業者は、信頼性が高く、口コミが集まっているケースが多いため、地元の業者に依頼するのも一つの方法です。

    未然に防ぐ!水道管破裂の防止対策を紹介

    水道管破裂は突発的に発生し、大きな被害をもたらす場合があります。しかしながら、適切な対策を講じておけば、破裂を未然に防ぐことが可能です。この章では、水道管破裂の主な原因を踏まえ、具体的な防止策を紹介します。

    冬場の凍結対策

    冬場は気温が氷点下まで下がる可能性があり、水道管が凍結して破裂するケースが増えます。とくに屋外の配管や寒冷地では注意が必要です。水道管の中の水が凍ると、膨張して圧力が上昇し、管が耐えられなくなると破裂します。気温が0℃を下回る環境では、水道管の凍結による現象が起こりやすくなります。

    水道管の凍結を防止するためには、保温材を巻くのが効果的です。水道管を断熱材や専用の保温チューブで覆い、冷気から守ると、凍結しにくくなります。寒冷地では、ヒーター内蔵の保温材を設置すると、より確実に凍結を防げるためおすすめです。

    水を少しずつ流し続けるのも、凍結防止方法の一つです。夜間や寒波が来る際は、蛇口から少量の水を流し続けると、凍結を防げます。また、屋外の蛇口を冬場は閉めておきましょう。使用しない屋外の水道は、元栓を閉めて水を抜くと、破裂リスクを下げられます。

    定期メンテナンスの重要性

    水道管の老朽化が進むと、ちょっとした衝撃や圧力変化によって破裂しやすくなります。そのため、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。

    メンテナンスを行う際は、水道管の異常をチェックしましょう。水漏れや水圧の変化、錆びた水が出るなどの異常が見られる場合は、専門業者に点検を依頼してください。目視できる部分の水道管も同時に確認しましょう。屋外や床下の水道管にひび割れやサビがないかを定期的に確認し、異常があれば早めに修理に来てもらうのが賢明です。

    築年数が古い家の配管は交換を検討しましょう。築20年以上経過した住宅では、配管の材質や状態を確認し、劣化が進んでいる場合は交換を検討する必要があります。

    さらに、水圧調整もおすすめです。水圧が高すぎると管に負荷がかかりやすいため、必要に応じて減圧弁を設置し、適正な水圧を維持すると、水道管の破裂を防げます。

    耐震補強と地震対策を確認

    日本は地震が多い国であり、地震の揺れによって水道管が破損する可能性があります。古い住宅や耐震補強がされていない建物では、水道管がダメージを受けやすいため、地震対策が必要です。

    地震の揺れが直接水道管に伝わると、接続部分が外れたり、管がひび割れたりする場合があります。屋内配管が破損すると、住宅内で大規模な水漏れが発生するリスクがあり危険です。

    築年数が20年以上経過している家や、地震が起きやすい地域では、耐震性が高く、地震の影響を受けにくい柔軟性のある素材の水道管(ポリエチレン管など)に交換するのがおすすめです。水道管が揺れて外れないように、固定バンドやサポート器具を追加するのも、地震対策になります。

    また、地震が発生した際には、水道メーターの数値を確認し、異常がないかをチェックしましょう。自治体によっては、水道管の耐震補強に関する補助金制度があるため、該当するか確認してみてください。

    水道管破裂に関するよくある質問

    水道管破裂は、適切な対応をしなければ被害が拡大する可能性があります。ここでは、水道管破裂についてよくある疑問に回答し、対応策を紹介します。

    水道管破裂はすぐ修理しないとダメですか?

    水道管破裂はすぐに修理しなければなりません。

    水道管が破裂した場合、水が漏れ続けると住宅や建物に深刻なダメージを与えます。床や壁が水浸しになるだけでなく、放置するとカビの発生や建物の腐食を引き起こし、結果的に修理費用が膨らむ可能性があります。

    また、水漏れが続くと水道料金が高額になる可能性があるので注意が必要です。放置すると周囲の水道管にも負担がかかり、新たな破損につながるケースもあるので、早急に対処しましょう。

    水道管が破裂したら、水道局にも連絡するべきですか?

    水道管の破裂が発生したら、水道修理業者への連絡が最優先ですが、場合によっては水道局への連絡も必要です。

    水道局への連絡が必要なケースは、自宅の敷地外で水道管が破裂した場合です。道路や公共エリアでの破損は水道局が対応します。水圧の異常が発生している場合も、水道局への連絡が必要です。地域全体で水圧が低下していると、水道局の設備トラブルが原因の可能性があります。

    メーターボックス付近の破損も、水道局の管理範囲に該当するケースがあります。どこに連絡したら良いかわからない場合は、専門業者に連絡して尋ねてみましょう。自宅内の水道管破裂は基本的に個人の負担で修理する必要があるため、水道局ではなく専門業者に相談することが適切です。

    自分で修理してもいいですか?

    小規模な水漏れであれば、一時的な応急処置は可能ですが、根本的な修理はプロに任せるのが安全です。

    自分でできる応急処置としては、下記の方法があります。

    • タオルや防水テープで水漏れ部分を覆う
    • 水道の元栓を閉める
    • バケツなどで水を受け、二次被害を防ぐ

    水道管の交換や接続部分の修理は、専門的な技術が必要です。誤った修理を行うと、水圧の変化や再破裂を引き起こす可能性があるため、専門業者に依頼しましょう。

    まとめ:水道管破裂は迅速な対応が鍵!応急処置・修理業者選びを忘れずに

    水道管破裂はすぐに修理が必要なトラブルであり、放置すると大きな被害につながる可能性があります。応急処置として水道の元栓を閉めたら、修理業者に速やかに連絡しましょう。自分で修理することは避け、プロの業者に任せると、安全かつ迅速に水道管を修理できます。

    水道管の破裂は予測できないトラブルですが、事前に防止策を講じ、信頼できる修理業者の情報を把握しておくと、万が一の際にも冷静に対応できます。日頃から準備を怠らず、いざという時に焦らず行動できるようにしておきましょう。

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    便利屋パラダイス編集部
    この記事を書いたのは、便利屋パラダイス 編集部 地域密着型サービスや生活サポートに関する情報発信を得意とする編集部です。 便利屋や地域サービスについて詳しく、実際に役立つ情報をわかりやすく提供しています。
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